94年というからもう27年も前になるけれど、とある企業誌の表紙イラストを描かせてもらっていたことがあります。
その頃はわりとひんぱんに外国へ遊びに行っていたのでそこで手に入れたものをモチーフにした風景画を描きました。
わりと楽しんで描いていたけれど手元に残っているのはこの4枚だけ。
もうこんな風には描けないので(^ω^;)備忘録として載せてみました

ペルーのマッチ箱です。
ナスカの地上絵とマチュピチュの遺跡がどうしても見たくてNYから飛んでひと月ほどうろついていました。
遺跡を見に行っちゃビール飲んでいたのが今となっては嘘のよう。

別件の取材でフランスに行ったとき、
足を延ばして訪れたたレ・マン湖の遊覧船の切符です。
お金がないので他には何もできなかったけど楽しかった。
ホテルで朝食をとったときに辞書と首っ引きで覚えてドキドキしながら言った「このミネラルウォーターのボトルを部屋までもっていっていいですか?」というフランス語が通じてうれしかったのが一番の思い出(笑)

1982年に中国旅行した時に買った麻雀牌とメモ帳。
メモ帳は旅行の日記に使ってました。
風景は西安にある玄宗皇帝が楊貴妃のために作ったと言われる離宮「華清池」の写真を見て描いたもの。
でも西安で覚えているのは死ぬほどうまかった水餃子でした。

NYで買ったマルクス・ブラザースの人形。
日本で映画を見ていっぺんでファンになっていろんな本を読み漁りました。
骨董屋で「なんかグルーチョのものってある?」と聞いてもぜんぜん通じないので「ほら、あの、マルクス・ブラザースの」と言ったら「ああ!グラウチョね!」と返されて日本の出版物の表記のほとんどがまちがえていることを知ったのでした。

もちろんチコとハーポもいます。

で、「これならあるよ」と言われて出てきたのがこの「鼻ヒゲメガネ」。
べつに欲しくなかったけど聞いた手前なんとなく買わなきゃいけない雰囲気で買った
日本人弱いw

80年代に初めて乗ったNYの地下鉄は駅によってはとてもアンモニア臭くてびっくりしたものです。今はそんなことなく清潔なんでしょうけど、ウォーホールとキース・へリングの時代はそんな感じでした。
しかし海外旅行なんてとんとごぶさた。
最後に飛行機に乗ったのは2010年に南仏へ行った時だからもう11年も海外に行ってない。
というより新幹線にすら乗っていない。
なんということ。
はやく自由に旅行へ行けるようになりますように。