バレエ、演劇、映画、美術…我々は様々な芸術上の学びをロシアから受けた……
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「チェホフ祭」かもめ・櫻の園・名医先生 |
今回は，下北沢にある小さな小さな劇場，その名も「小劇場楽園」にて上演中の舞台をご紹介します。
題して「チェホフ祭」。
演目は，アントン・チェーホフの四大戯曲から『かもめ』『櫻の園』，そしてニール・サイモンの『名医先生』。
３演目をダブルトリプルキャストの７座組でお届けするという狂っているとしか思えない驚異的なプログラム。
1896年「かもめ」初演はロシア演劇史上類例がないといわれるほどの大失敗。当時の名優中心の演劇界の風潮，俳優や演出家の不理解といった悪要因が重なったのが要因といわれている。
しかし，2年後の1898年のモスクワ芸術座での，この劇の真価を明らかにした演出による再演は大成功。モスクワ芸術座はこれを記念して飛翔するかもめをデザインした意匠をシンボル・マークに採用したという。
日本では，1922年水谷八重子のニーナ役で初演。
以来，多くの商業演劇・小劇場で繰り返し上演され，トレープレフを，藤竜也，生田斗真，坂口健太郎らが演じているのが記憶に新しい。
2020年2月21日「新型コロナウィルスの感染が拡大化している状況を鑑み、廃屋のチェーホフシリーズ『かもめ』『櫻の園』の上演を延期させて頂く運びとなりました」と告知して３年。
コロナ禍にあぶり出されるように、さまざまな人間愚が暴かれる中、ロシアがウクライナに侵攻。
ウクライナ近郊生まれのアントン先生の作品にしばしば現れ馴染の土地が、戦火にさらされる今、延期された二作品に、アメリカのサイモン氏がロシアのアントン先生に触発されて書いたものもあわせ、「楽園」という名の劇場の、舞台という祭壇で、「チェホフ祭」と銘打って、かもめ一番、かもめの二番、櫻壱組、櫻の弐組、座長大会に若手会2班と、三本立て七連入り乱れての日替わり上演を賑賑しく敢行致します。
劇場：下北沢小劇場楽園
チケット：全席自由席 当日精算
予約サイト：https://ticket.corich.jp/apply/257693/001/
■一般：4,500円／25歳以下：3,500円 ■一般回数券（3回券）：12,000円
※最初の観劇時に12,000円お支払いくださいましたらプラス2公演を回数券にて観劇頂けます。
※回数券の利用は購入者ご本人のみとさせて頂きます。
※一度ご購入頂いた回数券の払い戻しには応じることができませんのでご注意下さい。
★リピーター割（精算時に500円割引） ※受付精算時に半券提示でチケット代から500円割引致します。
※何回でもご利用可（例）半券提示で次回から一般は4000円，U25は3000円に。
※回数券の半券は対象外とさせて頂きます。
公演日時：※かもめ…かもめ一番/二番 櫻の園…櫻壱組/弐組 名医先生…座長大会/若手会1/2
6月8日 (木)19:00 名医先生（若手会1）
6月9日 (金)14:00 名医先生（若手会2）
6月10日(土)14:00 かもめ（かもめ一番）
6月11日(日)13:00 櫻の園（櫻壱組）／17:00 名医先生（若手会1）
6月12日(月)19:00 かもめ（かもめ二番）
6月13日(火)19:00 名医先生（座長大会）
6月14日(水)19:00 名医先生（若手会1）
6月15日(木)19:00 櫻の園（櫻弐組）
6月16日(金)14:00 かもめ（かもめ一番）
6月17日(土)14:00 櫻の園（櫻弐組）
6月18日(日)13:00 かもめ（かもめ二番）／17:00 名医先生（若手会2）
6月19日(月)14:00 名医先生（座長大会）
6月20日(火)14:00 かもめ（かもめ一番）
6月21日(水)14:00 櫻の園（櫻壱組）
6月22日(木)19:00 名医先生（若手会2）
6月23日(金)14:00 櫻の園（櫻壱組）
6月24日(土)13:00 かもめ（かもめ二番）／17:00 櫻の園（櫻弐組）
6月25日(日)14:00 名医先生（座長大会）
ロシアのウクライナ侵攻が止まぬ中、
我々がバレエ、演劇、映画、美術…様々な芸術上の学びをロシアから受けた事に思いを馳せ、
敢えてこの時期に『チェホフ祭』を開催します。
文化・芸術が，平和への想いを強めることに貢献できることを願ってやみません。
「チェホフ祭」かもめ・櫻の園・名医先生
公演日：2023年6月25日(日)まで
作：アントン・チェーホフ／ニール・サイモン
台本・演出：山本健翔
出演：剣持直明，坂東七笑，ささいけい子，山本健翔ほか
製作：劇団だるま座×劇舎カナリア（岸辺の劇場）
オフィシャルサイト：http://www.daruma-za.net/nextstage.html